○月♪日


今日も朝は早かった。
私に安眠出来る日が来るのだろうか。
夢宮…お前には
『人に迷惑かけるなよ』とか
『人を無理やりたたき起こすと祟られる』とか
おとんやおかんに教えてもらえなかったのか?

さて今日は寒い日だったのでストーブをつけた。
どこぞの馬鹿が…確か名前は奈良にいる動物に似た奴だ。
まぁその辺は思い出したときにでも書こう。

そいつがストーブの思いっきり熱風が出てるとこに顔を近づけて
叫びながら保健室に向かうのを見た。
ん?そうだ…今の行動で名前思い出した。
『鹿崎検馬』だ。要するにかなりの馬鹿な奴らしい。

ついでの話なのだが音野とかいう情報屋が
又今日何か新しいゴシップを手に入れたらしい。
そのゴシップがクラスメイトの弱味をにぎるようなものなら、
私は喜んでその情報をお買い上げしよう…。

○月♯日


もう朝の事はどうでもよくなってきた。
人間には慣れというものがあるのだなと実感させられた。

今日は『影林幸子』に聞きたいことがあったのだが…
どうやら教室にはいないらしい。
めんどくさくて不満だが、隣の『小波龍』に、仕方なく聞いてみることにした。
しかし「そんなこと僕知らないよぉ〜」とロリった声を出すだけだった。
その声とその答えに思わずちっ…と舌打ちしてしまった。
「多分授業中にはいたとおもぅけどぉ〜?」
当たり前だ。

自分で探すのがめんどくさくなったので金をはらって情報屋に聞いてみた。
が思った以上にその情報はとても高かった。

「だって影林さんの情報ってほとんどないんだよー」
……影林…テストをもその情報能力で満点をとるというこの情報屋につかめさせないなんて…
おまえはどんだけ影が薄いんだ…?

まぁそんなに金を払うような事じゃないのであきらめた。

△月▲日


やっと○月が終わった。今月はテストがあるので勉強もせねば。
このときほどドラ●もんが恋しくなることはない。
まぁ元々ドラ●もんと一緒に生活した覚えはないが。
あるのは超迷惑でドラ●もんからまったくかけはなれてる夢宮だけだ。
とにかく誰かはやく開発して欲しいと思う、
●ニーでも●ャープでもいいな。

最近気になることがある。
ボディーガードつきで学校に登校するほどのお金持ちの
嬢野とかいう女がいるのだが、
その女についているボディーガードが気になる…。

なぜなら 嬢野も一応寮で暮らしているのだが、(ただしVIPルーム)
ボディーガードはどこで寝泊りしているのだろうか?
VIPルームといってもベットはひとつしかない、と情報屋は言っていた。
ボディーガードの泊まっている場所は先生達も知らないどころか、
あの情報屋でさえその情報はつかめてないらしい…。

うーん…何処に居るんだろう?
地下か?それとも空か??
いくら考えても謎は深まるばかりである。

△月▽日


今日はユウちゃん(岡崎ユウ)の部屋に泊まりになった。
明日はゆっくり起きられると思ったら今日一日が楽しくて仕方ない。

しかしユウちゃんの家は私の思っていたのとは違い、
まるで漫画とかのスポーツ大好き少年が住んでいるような部屋だった。
ユウちゃんのルームメイトの美谷リカの机がとても華やかで可愛く見える。
よく見れば普通でシンプルな物ばかりなのに…。

ユウちゃんには上に三人のお兄さんがいてそれぞれがスポーツマンらしい…
なのでユウちゃんも必然的にスポーツが好きで特に野球が好きだと話してくれた。

そこらじゅうにある野球選手のポスターを見ては
この人がかっこいいだの、素敵だの言っていた。
私もユウちゃんが野球好きだとは聞いていたが此処までだとは思わなかった。
おかげで夜中ずっと話を聞かされた…。

そういえば今日美谷リカが喜んでるのを見たがこれだったのかと思った。
結局私は今日も一日寝不足だ。